２００１年１１月１１日：秩父鉄道・「特別な」パレオエクスプレス（前編）

行程：
発駅時刻 列車番号路線名種別列車名始発終着席種 時刻着駅
赤羽8:46→545M東北本線  上野発小金井行 →9:01大宮
大宮9:04→3921M高崎線快速アーバン上野発高崎行 →9:34熊谷
熊谷10:10→5001レ秩父鉄道秩父本線 パレオエクスプレス熊谷発三峰口行座席定員制
全車自由席		→12:49三峰口
三峰口14:03→5002レ秩父鉄道秩父本線 パレオエクスプレス三峰口発熊谷行座席定員制
全車自由席		→16:18熊谷
熊谷16:41→ 秩父鉄道秩父本線  三峰口発羽生行 →17:02羽生
羽生17:06→2554東武伊勢崎線準急 館林発浅草行 →18:05西新井
西新井18:12→ 東武大師線  西新井発大師前行 →18:14大師前
大師前18:26→ 東武大師線  大師前発西新井行 →18:28西新井
西新井18:30→1710S東武伊勢崎線  東武動物公園発中目黒行 →18:38北千住
北千住18:44→2556東武伊勢崎線準急 太田発浅草行 →18:53曳舟
曳舟18:55→ 東武亀戸線  曳舟発亀戸行 →19:02亀戸


９月中旬頃、秩父鉄道のホームページで「１１月１１日にＳＬ特別運転を行います」の告知を見つけ、この列車に限り電子メールで乗車整理券の予約を受け付けるというので早速予約をしたらなんと予約番号が１番。 指定席ではないので予約番号は座席とは関係ないのですが、それでも１番というのは嬉しいものです。 １１月１１日、当日。前日まで２〜３日降り続いていた雨も上がり、朝から見事に晴れ上がっています。 幸運なことに今年は今まで指定券や乗車整理券を取った日には雨が降っていません。 朝７時半に家を出て、羽生〜熊谷間（秩父鉄道でＳＬの走っていない区間）を先に乗車しておこうと羽生駅に向かったのですが、途中ＪＲ埼京線で大変な人身事故に遭い（この日の日記を参照）、 ４０分ほど身動きがとれなくなったおかげで予定が狂い、直接ＳＬ始発駅の熊谷に向かうことになりました。
家から熊谷までだと一度大宮駅で改札を出て乗車し直した方が運賃が安くなるので、大宮で改札を出てから高崎線で熊谷に。

熊谷駅の窓口はハイキング客、子供連れなどで賑わっています。
熊谷駅窓口

１０時ちょうど、ＳＬ１両＋客車４両の編成が電気機関車に牽かれ入線。ＳＬの操縦は負担が大きいので、車庫から駅までは電気機関車に牽引を任せての登場です。
牽引の電気機関車

祝日でもないのに日章旗を掲げての運転。記念運転を演出しています。
熊谷駅ホームにて撮影　特別運転ヘッドマーク

熊谷を出た時点でもう車内はいっぱいです。座る席を探すのも一苦労。 ようやく４人掛けボックスに座っている２人組を見つけ、隣に座りました。車内では記念乗車証を配ったり、おみやげが当たる抽選会が行われたりしています。 一人１枚籤が引けます。私は往復乗車なので帰りの分も併せて２枚。秩父鉄道のテレホンカードと、サッカーワールドカップのロゴが入ったビーチボールが当たりました。 ワールドカップ関連の品物があるあたりさすが埼玉県ですね。秩父鉄道は普通列車の車体にも「成功させよう埼玉開催」という文字の入ったイラストが描かれています。

せっかく座る席を見つけたのに、途中の寄居では１２分も停車するためついつい席を立ってホームに降りてしまいます。 機関車の前ではみんな入れ替わり立ち替わりで記念撮影。ＳＬの走るところではどこでも見られる風景です。
寄居駅ホームにて

荒川のライン下りや屋形船、宝登山ハイキングが楽しめる観光名所、長瀞でも９分停車します。 その間に後ろから来た普通列車と、前からやってきた普通列車が入れ替えを行い（秩父鉄道は単線です）、後ろからの普通列車はそのままＳＬを追い抜いて先に出発してしまいました。 この蒸気機関車はスピード型ではないので、電車のスピードにはかなわないのです。
さてさて駅前は沿線最大の人出でした。駅の中はもちろん、外にまでギャラリーがびっしり。不況のおかげで近場の観光地はかえって賑わっているのかも知れません。
長瀞駅ホーム下から　長瀞駅前の踏切

終点三峰口駅は三峰山登山の玄関口です。３〜４分歩いたところにある白川橋からはこんな美しい景色が拝めました。
白川橋手前から　白川橋上から荒川を望む

駅の周りは鉄道公園になっていて、補給中の蒸気機関車を前に写真を撮ったり、転車台（ターンテーブル）での転車（方向転換）作業が間近で見られます。 また、現在は使われなくなった古い車両が展示されていたりもします。
間近から　方向転換中　後退中　ホームへ進行中

帰りも同じ列車で熊谷へ。行きは窓側席なんて全然取れなかったので今度は早めに車内に入って窓側席をきっちりキープ、車窓からの撮影を狙います。

続く


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